こんにちは。
木村石材の木村 希です。
昨日に引き続き下ごしらえを行いました。
この案件は既存の墓地が1段目と塔婆立てがある墓所で
そこに羽目(2段目)の追加工事となります。
既存墓所の階段周りと塔婆立てが山梨県産の塩山御影の
水磨き仕上げとなっています。
水磨き仕上げとは光沢が出る本磨き仕上げの途中段階である
#400程度で研磨を止める仕上げ方法です。
この塩山みかげは黒玉やムラが大きくて、本磨き仕上げをすると
逆にこの黒玉が目立ってしまう為、
水磨き仕上げや小叩き仕上げが多い石種です。
僕が子供の頃は、この塩山御影の山へも親と一緒に行きましたし
月に一度くらいスラブ材が大きなトラックで
よく配送されてきたのを子供心に覚えています。
ただ、塩山御影は採石が終了してしまっていますので
追加部材は茨城県産稲田石の本磨き仕上げ国内加工となります。
既存墓所の1段目が入り口階段部分以外が
コンクリートによって作られていますので
施工はモルタルになりますので
羽目部材の下端を荒らす作業になります。
入り口部分の小柱は下端に補強用ステンレスピンを
入れる穴を加工します。
下ごしらえが完了しました。
そして既存石塔に合わせて香炉も新規となります。
石種は福島県産吹雪石です。
香炉を持ち帰って側面に家名の字彫りを行います。
字彫り後に見にくいので白を入れて完了です。
現場施工の準備が完了しました。