こんにちは。
木村石材の木村 希です。
前回の基礎工事編につづき
今回は現場搬入前の下ごしらえ編となります。
まずは既存の水鉢からです。
プラスチック製のねじ式花立てがついているのですが
これを機に落とし込み加工に改造します。
現場から自社工場へ搬入後に
穴掘り位置に墨出しをした後に、
穴掘り機にて加工を始めます。
穴の中に溜まった水を抜くための
水抜き穴を背面に掘ります。
穴掘り加工が終わり芯を抜きます。
ステンレス花筒を仮入れチェックして
加工完了です。
次は新規外柵部材の下ごしらえになります。
塔婆立ての柱下端には補強用のピンの受け穴を加工します。
外柵の1段目になる「根石」(腰石)の下端は
基礎との食いつきが良くなるように
切り込みを入れてノミにて荒らしていきます。
根石に補強金具を取り付ける為の
アンカー用の口穴を加工します。
家紋石を取り付けるダボ穴を加工します。
石塔の台座になる芝台は2枚合わせになるので
万が一、開いたりしないように
ステンレス製かすがいを埋め込む加工をします。
そして家紋石、香炉、墓誌の字彫りを行います。
ゴム切りをして周囲を養生します。
字彫り小屋に入れてサンドブラストにより
字彫りを行います。
天額の面積の広い部分は凸凹になりやすいので
空圧式振動ノミで底部をさらっていきます。
最後に養生していたゴムシート他を剥がして
字彫りは完了となります。
あとは現場への搬入となります。
現場施工編へ続きます。