こんにちは。
木村石材の木村 希です。
梅雨が明けたと思ったら、今度は真夏の様な暑さが続き
非常に厳しい気温の日々が続いています。
皆様、コロナ対策のマスクもあるので熱中症にはご注意下さい。
今回は石とはちょっと関係無いお話しです。
同じ町内にある共同墓地の管理者の方からの依頼でした。
この共同墓地にある古塔婆置き場なのですが
階段を上がりきった所に置き場があるので風で落ちないようにと
数年前にネットを張った所、ここにお参り時のゴミを捨てる人が
後を絶たず管理者の人が階段下にあるゴミの集積所まで運ぶという事になってしまいました。
側面にもここは古塔婆の置き場でゴミは階段下の集積所に出して下さいと書いてあるのに
一人が入れると集団心理なのか次々とゴミが入れられてしまいます。
その為に階段下の斜面を削ってゴミの集積所まで作ったのに・・・
古塔婆を立てれば入れられないかと思ったのですが
平らな部分があるとその枠の上に置いて言ってしまうとの事。
管理者の方も高齢でゴミを階段下まで運ぶのも大変なので
塔婆以外入れられないように手を貸してくれないかという事で
ちょっと石屋ではなく大工さんのような事をすることになりました。
お盆が近いのでその前に何とかしないと
お盆明けにはまたゴミの山になってしまうとの事でしたから
なんとか時間を作ってやってみました。
まず、ゴミを入れられないように屋根を付けるのですが
平らにしてしまうと屋根の上に置いてしまうので
置けないくらい勾配を付ける事になりました。
そして投入口は塔婆の幅よりちょっと大きい位にして
回収の時を考えて下に扉を付けてそこにカギを付けると言う物でした。
共同墓地ですのであまり費用もかけられないとの事でしたので
既存の枠を上手く利用しましょうということで、現場当たりで作製しました。
入口部分には投入口が解る様に
カッティングシートで案内付けました。
本来だったらこんな事しなくても良いはずなのですが
モラルの問題なんでしょうか?
この共同墓地は必ず階段を降りなければ帰れないので
ゴミを持って下に降りるのすらイヤなのか?と思っちゃいます。
これで今年のお盆から少しでも改善されれば良いのですが・・・
お墓参りに来てマナーを守らないようでは故人の方も
悲しむような気がしますけどねぇ。