• たかが石・・・されど石・・・

福島県の会津
ここに戊辰戦争での悲しい歴史の一つである
白虎隊が自刃した場所であります。
明治元年決定的打撃を受けて潰走し負傷者を抱えながら郊外の
この飯盛山に逃れ、市中の火災を見て鶴ヶ城が落城したと早計し
自害となった場所です。
正面に長く続く階段がありますが
断念して右側のエスカレータを使用しました。

この後ろに白虎隊のお墓が並んでいます。

白虎隊十九士のお墓になります。

そして中央には
「南無釈迦牟尼仏」と彫られた石柱があります。

そしてこちらには各地で戦死した三十一士のお墓があります。

そしてこれが落城したと勘違いをした時の
白虎隊の姿の石像です。

下の銘板には書かれている通り
この石像の目線の先に鶴ヶ城があります

この石像の周囲は一般の方のお墓が建っています。
案内してくれた全国石材技能士会の福島県理事の方の話では
このエリアではこの急な傾斜地のため
お墓の寸法も独特であるとのことでした。
「〇〇家之墓」と彫られる「竿石」も
俗称「ごひら」と呼ばれる正面幅より奥行きが細くなっているものでした。
台石も高さが低く竿石は長いという独特のものでした。
今は少なくなったようですが、確か埼玉県でも
秩父地方など山岳地のお墓は同じく「ごひら」ですね。

やはり全国には様々な地域の特性に応じた
お墓の形があると改めて感じました。