こんにちは。
木村石材の木村 希です。
昨日からニュースでも取り上げられていましたが
61年ぶりに西武百貨店がストライキに入りました。
ちょうど、昨日エンディング産業展の帰りに
新木場から有楽町線に乗り、健康の為にと
一駅前の東池袋4丁目から歩いてきたら
池袋駅前にすごい数の報道各社の車とインタビューの人混み。
「何?何?」と思ったら
店の前に貼られたストライキのお知らせ。
なるほどぅ〜。
祖父母や親戚が池袋の雑司ヶ谷にいたため
子供の頃から池袋。特に東口には馴染みがあります。
小1に時に一人で祖父母の所まで電車に乗って池袋まで行き
西武の前から都バスに乗って行った記憶があります。
そして西武百貨店です。
子供の頃から、ちょっと高級なイメージもあり
白地に青と緑の丸印の紙袋で何か貰えると
とにかく嬉しかったのを覚えています。
サンシャイン通りにビックカメラができて
その後も家電量販店が駅周辺にひしめくようになり
学生時代(今から30年近く前ですなぁ)に
楽器屋帰りに寄っていた旧豊島公会堂前の公園は
綺麗に整備され今や、アニメの聖地のようになっています。
昼過ぎにニュース速報で米投資ファンドへ売却が決議されたとの
一報がありました。
今後はあの百貨店の中に家電量販店が入り、
駅を降りた時の形相も様変わりするのでしょうね。
ただ、今回の親会社であるセブン&アイのやり方って
どうなんですかね?
資本主義ですから当たり前のことかもしれないけれど
従業員の今後は売却先に任せる的な事って。
所詮、考え方がコンビニなのかなって・・
百貨店のような小売業の場合は品揃えもそうだけど
お客様との長い信頼関係及び、
お店ブランドの訴求力が必要と思います。
対して、ロードサイドのコンビニは一見さん相手ですから
いかに通りすがりの入店者の客単価を上げるかっていう
考え方に根本的に無理があると思うんですよね。
現代の人々が「個」を必要以上主張して
人との関わりを拒絶する。
なのにSNSでは人と繋がりたがる。
オフ会したがる。
ん〜何ですかね。
本来、日本人が持っている侘び寂び(わびさび)や
趣(おもむき)よりも、グレーという曖昧さのない
欧米のデジタル的な「0か1」という考え方で
どれだけの文化や職業がなくなってきたのでしょうか?
日本独特の「曖昧」ってすごい好きなんですけどね。
これって日本が多神教の国だったからだと思うんですけどね。
正直、我々の石材業界も技能検定の隔年化、技能五輪の廃止と
寂しい状況になっていますが・・
今回のコロナ禍で海外に依存していたツケを痛感しても
相変わらず投資家の顔色伺って、現場の事は知りませんよって。
色んな意味でもう手遅れの領域に入っているのかも・・
この国 大丈なんですかね?と思いながら
今日もコツコツ石と向かい合います。