• たかが石・・・されど石・・・

こんにちは。
木村石材の木村 希です。
なんかGW並みの気温になって
一気に春にまっしぐらですね。
本日、新規墓所工事が完了して引き渡しが完了しました。

基礎打設、字彫りも終わりましたので
現場への施工となります。
基礎打設から1週間養生期間を経て
仮枠を外します。
しっかりと固まってます。

施工位置に墨出し後、割り刃という道具を使って
基礎表面に荒らしをかけます。
基礎への施工時にはモルタルを使いますので
少しでも食いつきを良くする為です。

外柵の1段目の根石、納骨堂と
順に施工していきます。

石の接合部は予め開けておいた穴に
アンカーを打ち込み、補強金具を取り付けていきます。
その後、砕石を入れて埋め戻しします。

墓所内部は石張りになるので、埋め戻し後に
ワイヤーメッシュを入れモルタルにて施工していきます。

塔婆立て柱下端にもステンレスの補強用ピンを取り付けます。

石塔本体の施工には墓石用免震ゲル【泰震】を使って
施工していきます。

石塔本体は茨城県産 真壁石小目の洋型となります。

納骨堂用の換気口を取り付けます。
内側は網のみですが、
外側は雨水を防ぐため
ルーバー付きを取り付けます。

納骨堂の中って密閉度が高いので
結露が起きやすく、何十年というスパンで考えると
当然、骨瓶の中にも水が溜まります。
実際に、お墓の改修時にお骨を出した時
目一杯まで水が溜まっているケースは結構あります。
それを少しでも防げればと思い
当社では新規工事の場合は、標準装備にしています。

そして今回は花筒も「ふた付き」になっています。

天気も続いて無事に終わってホッとしています。