• たかが石・・・されど石・・・

こんにちは。
木村石材の木村 希です。
まぁ夏だから仕方無いのですが。暑い・・

外柵の補修工事を行いました。

施工時も非常に暑い日で、
現場横の道を30分間で4回も救急車が通りました。
おそらく熱中症ではないでしょうか?
お盆前のお墓掃除に行かれる方はくれぐれもご注意下さい。
墓地は上からの日差し以外にも、お墓の石からの
輻射熱もありますので、かなり暑いです。
慣れている自分でもきついぐらいですから。

さて今回の案件ですが
元々、入口階段脇の部分に植木があった為、
その根によって前部分が動かされてしまったのと
目地の補修をご依頼頂きました。

小さめのパラソルを張っていたのですが
パラソルの外に置いておいた水バケツが
あっという間にお風呂並みのお湯に変わっていました。(汗)

とりあえず、前のならし部材を外して
もう枯れてしまっていますが、植木を撤去します。

その後、補強の為に再施工前に
モルタルの食い付きが良くなるように
割り刃を使って合口を荒らします。

そして外した部材の下場に
補強用にステンレスピンを取り付けて再施工します。

再施工して目地部分につぎとろと呼ばれる
緩くしたモルタルを流し込みます。
最近ではコーキング施工が多いので行わないのですが
白河石では接着材は無能ですので
昔からのこのやり方は久々でしたね。

化粧砂利を入れる前に、雑草防止と砂利の沈み込み並び
汚れを防ぐ為、舗装砂を施工し注水します。

無事に施工が完了しました。


これでお盆のお参りは問題無いと思います。
今回の修理は白河石でしたので、
久々に割り刃を道具箱から出して使いましたが
たまには使わないとダメですね。
石屋なんだから・・・