• たかが石・・・されど石・・・

こんにちは。
木村石材の木村 希です。
日差しは少ないですが湿気の多い蒸し暑い日ですね。
本日、石塔他が入荷しました。

今回は10年振りぐらいになるのではないでしょうか?
丘カロートとパッカ型の石塔になります。
まさに都内仕様という型になります。
都内は小さなスペースにお墓を建てる型になりますので
久々の型になります。
若い頃、池袋の寺院に行っていた頃は
いつもこの型だったのですが、所沢ではほぼこの型で施工する事はありません。

まずは丘カロート部分です。
こちらは茨城県産 真壁小目の国内加工品となります。
茨城から届いた部材を検品しながら並べていきます。

まずは丘カロート部分の仮組を行います。

正面のインド産黒御影部分が納骨口になります。
この上に芝台を組んで塔婆立てが後に付く型になります。
この大きさが1件分の大きさとなります。

そして石塔部分が届きました。
はるばる【みちのく】からやってきました。
こちらは日本が誇る黒御影の最高級品である
福島県産の浮金石です。
黒といってもインド産やスウェーデン産のような真っ黒ではなく
ちょっと紺というか深い青みがかった石です。
元々、この石は採掘量も少なく
ムラやキズも出やすい石ですので
原石を吟味していかなければならないので
納期的には通常よりも長く見なければなりません。

こちらも一度、仮組を行います。

このように石塔の上から三段目の中台はパッカ型という
四つの石の組み合わせとなります。
この上に、上台、竿石となります。

仮組した所、問題は無いようです。
やはり国内最高峰の黒系の石ですね。
非常に深い色合いが良いです。

明日以降、下ごしらえを始めます。