• たかが石・・・されど石・・・

こんにちは。
木村石材の木村 希です。
石塔他の部材が入荷しました。
今回の外柵部分はG688という中国産の石種になります。

梱包をバラして、寸法等を検品しながら各部材ごとに仮置きします。
この後、下ごしらえを行います。

そして石塔は茨城県産 真壁小目の高級型石塔になります。
水鉢、花立は個別のものだとお掃除の時などにぶつけて
破損するケースが多いので一体型にしてあります。
今回は諸々の諸事情から、中国加工になります。
仮組を行って細部の確認をします。

これは中国加工、国内加工に関わらず
石には「石目」という物があり
全ての面が綺麗に揃っているわけではありません。
それが自然の産物である石の良さでもあるわけです。
どうしても、ちょっと大きめの黒い玉が出たり
逆に白い玉が出る場合もあります。

その出方を見極めながら、「どちらの面」をどちらに向かせるのが
より仕上がりが綺麗に見えるかを考えて正面を決めます。

近年では下請け業者に、字彫りや建て上げを任せる業者が多いので
そのような場合は、請負単価の問題等でそこまで考えない業者も多いようです。
たまに「なんでこの面をこちらに向けたんだろう?」と思うような
お墓に出会う事が結構、多くなってきました。

当社では自社で字彫り作業を行うのでその部分には気を使っています。
少しでも「見栄え」をよくするのも請け負った者の使命だと思っています。