• たかが石…されど石…

こんにちは。

木村石材の木村 希です。

今回は手桶収納台ですが、いつもとはちょっと違います。

先月、納骨のお手伝いをさせて頂いたお客様から

手桶収納台のご依頼を頂きました。

今から、12年前に工事をさせて頂いた方だったのですが

既製品のアルミ製のものは「イヤ」との事でした。

こちらの墓所は外柵がインド産アーバングレーで

石塔、墓誌は同じくインド産Y-1という

個人的に一番好きな組み合わせの墓所であります。

お客様いわく

「この中に金属が入るのはなんか違う。石で作って欲しい」

とのご要望でしたので外柵と同じインド産アーバングレーで作る事になりました。

さすがに原石は無いので商社にお願いして、先日入荷しました。

台座部分の芝台と外柵の羽目との間に設置となるのですが

この隙間が7寸(約21㎝)しかないということに加え

掃除の時に動かしたいとのご要望から

あまり大きな物は使えないので試行錯誤しました。

まず考えたのが移動時に石同士が当たっての破損を防ぐ為に

この手桶収納台は全ての角を丸面加工にしました。

その他色々と過去の経験やらを甦らせながら設計しました。

いざ入荷した物をまずは仮組みし

手桶をのせてみて、柄杓を立てる穴の位置に墨出しします。

これは実際に仮組してからの方が良いだろうと言うことで

自分で加工しました。

手桶を支える部分が長いので穴掘り機は使えませんでしたので

ハンマードリルで、小さな径から徐々に広げていくという方法を取りました。

 

その後、仮組して問題が無かったので

台石と本体を補強用のステンレスピンを入れて固定し

台石の下面には滑らせることが出来るように

家具用の滑り材を取り付けました。

現場へ設置して手桶を収納してみました。

「う〜ん。我ながら良い感じ!」と自己満足。

費用的にはアルミ製よりも高価になってしまいますが

これも一つの選択肢になるかなと思っています。

いかがでしょうか?