• たかが石…されど石…

こんにちは。

木村石材の木村 希です。

ご依頼頂いている石塔の進行状況を確認してきました。

今回、ご依頼頂きましたのは

みちのく銘石の一つである宮城県産磐梯御影です。

宮城県産 磐梯御影

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで、日曜日の夜に家を出て

近くのSAで寝て朝一番で伺わせて頂きました。

この磐梯御影は福島県との県境である宮城県丸森町で採掘されています。

ということで、採掘及び加工を行っている

(株)八巻石材工業さんにお邪魔させて頂きました。

採掘している丁場も見学させて頂きましたが

その模様はこちらから

「ザ・みちのく銘石」

一応、山へ行った記念で自撮りしてみましたが

何故か変な感じに・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょうど、お願いしている石塔が加工中とのことで

福島県国見町にある工場の方も見学させて頂きました。

まずは山から切り出された原石を切削します。

こちらは88インチの大口径切削機です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この切削担当の方が丁寧に説明して下さいました。

(株)八巻石材工業さんでは切り出された原石にナンバリングをして

色味、石目等が狂わないように管理しているそうで、切った端材にナンバリングがしてあって

機械の後に置いてありました。まさにその判別をこの最初の切削で行うそうです。

石は天然素材ですから、切り出された時期、場所等により

当然、石の状態も変わってきます。

この目利きが出来るかという部分も重要な役割になってきます。

 

このあとさらに中口径切削機で寸法に切られていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この工場に入って驚いたのが、この切削機の脇で話が出来るんです。

どうゆう事かといいますと、通常は中口径や大口径の横では

石を切る音がうるさくて会話など出来ないのです。

なぜなのかと思ったので伺ってみると

石を切る時のブレードの下がり幅(刃を下ろす深さ)を通常より浅くしているからだそうです。

これは何を意味するかというと

丸鋸状のブレードで切削する場合、下がり幅を深くすれば早く切ることは出来るのですが

深くすれば当然、ブレード(刃)に掛かる負荷が上がりますので

切削時の音も大きくなりますし、負荷がかかりすぎれば

最悪の場合は、切り肌が「反ってしまう」のです。

となれば当然、研磨時にも平面度が悪くなるので研磨状態も悪くなります。

近年の中国加工には多い現象でして、施工する時に非常に苦労します。

デメリットとしては下がり幅が浅い分だけ切り終わるまでに

時間がかかるだけではなく、水も電気も使いますし、

石に擦れていく分、ダイヤの消耗も多くなります。

ただそのデメリットよりも製品に対するこだわりが上回っていると言うことです。

このような部分にも注意を払ってくれるのも、国内加工安心材料だと思います。

 

お願いしている石塔の上台と中台はこのように出来上がっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

竿石はちょうど側面研磨機にて

天場部分の研磨中でした。

右にあるのは芝台です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このあとに、頭のなで部分や切り出し水鉢等の加工に移るそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原石もかなり良い部分が使えたということなので

納品されるのが非常に楽しみです。

(株)八巻石材工業さん 宜しくお願いします。