• たかが石・・・されど石・・・

こんにちは。
GWに入って昨日は雨模様でしたが
今日は朝からいい天気です。
連休前の納骨時に依頼された
花立の交換を行いました。

プラスチック製が主流だった昭和の頃に登場した
ダイガスト製の花立です。
当時はプラスチックのように日差しで焼けて劣化し割れてしまう
プラスチック製から比べると画期的な素材でしたが・・・

このダイガストは金型に溶かした金属を流し込むいわゆる鋳物なんですが
材質が悪いのか花立てのネジの部分が腐食して回らなくなり
最後は底を残して折れてしまうというパターンがほとんどです。
この場合は、台座から交換しなければならないので
まずは既存の台座を外します。

既存の台座を外す時に力任せで外してしまうと
大体、石の表面を持っていかれてしまいます。
よって、少しづつ台座の根元を狙って台座の足元が浮いてくるまで
周囲から攻めていきます。
無事に外れたので穴内部の付いているセメントを綺麗に取り除きます。

新しいステンレス製の台座がちゃんと入るか仮入れしてから
穴内部、台座裏面にセメントをしっかり充填して
取り付けます。

中に充填したセメントがはみ出るくらいでちょうどいいです。
はみ出たセメントを綺麗に拭き取ります。

しばらくして硬化が始まったので
そぉ〜っと花筒部分を回して取り付けます。

無事に交換完了です。

このタイプなら腐食してしまうことは無いと思いますが
ネジで回して取り付けるタイプですので
脱着時にはネジ山に砂やゴミがないのを確認してから取り付けてください。

無理に回してねじ山を潰してしまう場合がありますのでご注意を!