• たかが石・・・されど石・・・

こんにちは。
木村石材の木村 希です。
春のお彼岸後に行った工事です。
今回は墓所内にある古い石塔(ほぼ江戸時代)の
崩壊が始まってしまい、年々崩れてしまっているので
その石塔を片付けるという事になったのですが
過去帳や位牌に残っていた戒名等を石板に彫って
残すというものでした。

と言うことで石板は本体石塔や墓誌と同じ
岡山県産の備中青を使用しました。
国産材にしては珍しい綺麗な緑色の石です。

今回はこの大きさの石(27㎝✖️30㎝)を
3枚用意して14名分を彫る事になります。

ゴム切りが終わった物から字彫り小屋に入れて
サンドブラストにて字彫りを行います。

字彫り後に見やすいように白を入れます。

乾燥後にゴムシートを剥がして出来上がりです。

出来上がって納骨堂に入れることになったのですが
施主の方から
「こんなに綺麗だから中に入れてしまっては勿体無いかな?」
とのお話が出て、急遽台座を作って
元々あった場所に設置することになりました。

台座は墓誌の台石と同じく
茨城県産の稲田石を使用します。
現場に入る前に下ごしらえを行います。

準備完了です。
現場にこの台座を施工するための基礎工事を行います。

台座を施工して、石板をはめ込んで固定します。

このような感じになりました。
ただ片付けるだけではなく、墓誌とはまた違う形でご先祖様を残す
このようなやり方も「あり」かな?と思っています。