• たかが石・・・されど石・・・

こんにちは。
木村石材の木村 希です。
今日は趣向を変えて古墳をご紹介します。
全て〇〇がきっかけなのですが・・
〇〇部分は来週以降はっきりさせます。
石舞台古墳は邪馬台国の卑弥呼のお墓などと
言われている有名な石造りの古墳です。
今回はこの石舞台古墳ではなく
「関東の石舞台古墳」と言われる古墳をご紹介します。

場所は我が埼玉県の名前の由来にもなった
「さきたま古墳群」のある足袋で有名な
いや!「梟の城」のモデルになった忍城のある
県北の城下町。行田市です。
そうそう!スタレビの根本要さんの出身地でもあります。

実は以前、ご紹介しました板碑の材料である
秩父青石の故郷を訪ねましたが
その時に、博物館学芸員の方から教えていただいた
青石で作られた石室を持つ古墳なのです。
その名は「八幡山古墳」。
7世紀後半ぐらいに造られた円墳だそうです。

全景はこのような感じです。
当時はこの石の部分は土で覆われて
剥き出しにはなっていなかったようです。

発見されたあと修復されています。
土、日曜日のみ内部にも入れます。

内部は奥に向かって複数の部屋に分かれています。
ちなみにこの天井部分の下の青石ですが
厚みが1.3尺(約40センチ強)あります。

側面の石は修復時に作られたようで
綺麗なノミ跡が残っていますので
当時のものではない事は容易に想像できます。

ちょっと怖い感じですがここが一番奥の部屋になります。
内部は結構、天井が高くゆったりしていました。

 

解説の看板あるのですが・・ん〜読みづらい・・
天井部分に使われている青石はかなりのサイズ感がありました。
ある意味、「関東の石舞台古墳」と言われているのもなんとなくわかります。

帰りに組合の先輩の所へ寄ったら
この古墳の前にあった修復記念碑は先輩の所で施工したものだったそうです。
う〜ん 偶然とはいえ・・・不思議だぁ。

公園のような感じで工場地帯にいきなり現れるこの古墳。
ミスマッチな景色がまた魅力なのかな?