• たかが石・・・されど石・・・

こんにちは。

木村石材の木村 希です。
ここ数日間は神社の仕事をしていました。

とは言っても石工事ではないのですが・・・
昨年の暮れに手水鉢の追加工事を行った際に
節分過ぎにお願いしたいと言われていた案件でした。

こちらの神社は新年の参拝者が県内10位以内に入る神社で
七五三の時にはかなりの車列が出来てしまい、ガードマンが出るほどの賑わいようなのです。
拝殿脇の車を止める駐車場の枠が白線を引いても消えちゃうし
ロープを張っても切れたりして見えなくなってしまうしとのことで
宮司さんが頭を悩ませていたらしく
自分で溝状に掘って白の玉砂利を入れたりしていたのですが
車で動いてしまうと・・・・
この作業もかなり大変だったようです。

そこでよく、道路脇の縁石で使われているコンクリートを
埋め込んで固定して欲しいとの案件でした。

う〜ん 正直、土建屋さんの仕事ではないかと思ったのですが
GLが四方向から水勾配が取ってあるので、要は「地面のなり」に合わせて施工して欲しいとのことでした。
土建屋さんだとレベルで追いかけていくので出来ないとのこと。(なんで?)
まぁやりようでどうにでもなると思うのですが・・・

まずは根切りとなるのですが、以前の境内は雨が降るとぬかるんでしまうことから
塩化カルシウムでガチガチに固めているので掘ると言ってもスコップは一切効きません。
ということでユンボで掘削します。

この時もベースを打てるわけは無いので必要以上に掘れませんので
寸法に合わせた「ばか棒」を作って深さを見ながら慎重に掘っていきます。
その後、一度その部分を転圧してさらに、砕石を入れて
仕上がり高さとなる両脇GLからの下がりを見ながら転圧します。

その後、空練りのモルタルでコンクリート縁石を据えて
周囲をコンクリートを打設して巻きます。

硬化後、周囲の砂利を戻します。
これを6列施工しました。

拝殿脇でしたので、祝詞が始まれば作業を止めてだったので
結構、時間がかかりました。

まぁこれで消えてしまったりは無いと思うのですが
大型トラックさえ乗らなければ大丈夫かなと思います。