• たかが石…されど石…

こんにちは。

木村石材の木村 希です。

よく見てみるとなかなかいいもんです。

昨日は全国石材技能士会の役員理事会が

東京の神田で昼過ぎからありましたので

東京へ出るついでといっては怒られそうですが

早めに出て、祖父母のお墓参りに行ってきました。

お墓は池袋の駅から徒歩5分ちょっとの所にありますので

歩いて行ってみました。

仕事柄、お盆やお彼岸には中々お参りに来られないので

この理事会の時にはお参りに行くようにしています。

綺麗に掃除をしてからお参りしてきました。

その後、ちょっと時間的にまだ早かったので

雑司ヶ谷霊園に行ってみました。

ここは都営霊園の一つでもありますが

それ以上にうちの本家の目の前です。

子供の頃は従兄弟達と、お正月や夏休みに

この中でよく遊んでいた事が今は懐かしいです。

池袋駅の方から来ると霊園手前で都電の踏切を渡るのですが

その手前が今、新しい道路を作っていて

昔の面影は全く無くなってしまいました。

小学生の頃に、祖父に買って貰った時計を売ってた

時計屋さんも無くなっていました。

この雑司ヶ谷霊園には著名人のお墓が結構あります。

その中でもおそらく一番有名なのが

夏目漱石のお墓だと思います。

それがこちらです。

ちょうど街ガイドの方が先導して案内を受けている団体がいました。

(お墓の後にいる人達です)

このお墓は周囲の外柵、お墓本体も茨城県産の稲田石で作られています。

茨城県産 稲田石

結構な大きさありますので当時は大変な工事だったと思います。

外柵部分をよく見るとこのようになっています。

解るでしょうか?柱と柱の間に丸くコンクリートで固めてある穴が見えると思います。

寄ってみます。

おそらくここには鉄の丸パイプが入っていたのでは無いかと思います。

というのも、第二次大戦時には鉄が不足した為

お墓などに使われていた鉄も全て供出されていますので

夏目漱石のお墓も例外ではなかったようです。

笠石の裏側にも埋めた穴がありましたから、ほぼ間違いないと思います。

入口にもおそらく鎖がかかっていたのでしょうがこれもありません。

お墓のこのような部分でも歴史を感じ取ることができます。

そしてこちらは日本人で初めてアメリカに渡ったジョン万次郎のお墓です。

 

まぁお墓と言うより碑に近い感じですが・・・

ちなみにこちらの永井荷風とサトウハチローのお墓は

僕の祖父が工事した物です。

 

最近は「お墓マイラー」と言われる著名人のお墓を巡る人達もいるようです。

都営霊園でも特に古い谷中、染井、青山、雑司ヶ谷は多いので面白いのかも知れません。

まぁ僕個人的には、

お墓もそうなんですが使われている石や、加工方法に目がいってしまうのという悲しい性でありますが・・・

昔の石工はやっぱり凄いです!