• たかが石…されど石…

福島県と宮城県の県境である

宮城県丸森町で産出される花崗岩。

それが『磐梯御影』です。

みちのく銘石のエース級の石種で

当社での建立実績も多い石種の一つです。

吸水も低く、青みのある男性的なイメージがある石です。

宮城県産 磐梯御影

 

 

 

 

 

 

 

 

 

採掘を行っているのは(株)八巻石材工業さんです。

社長さんに同行して頂いて山へ上がって行きます。

丁場の全景はこのような感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真だとスケール感が解りにくいと思いますが

写真中央の水色の大型コンプレッサーは2t車以上の大きさあります。

ちなみにGoogleの航空写真で見た丁場はこんな感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水色で囲まれた部分が磐梯御影の丁場です。

上の丁場は青色で囲まれた下の部分です。

現在は上よりの方を掘る為に

岩盤を出す作業をしているそうです。

赤色の部分が吾妻御影の丁場になります。

 

 

現在は写真左よりの下へ下がった所から採石しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上から見た所です。

これだけ深い所で掘っています。

30〜50mはあったと思います。

下へ降りてみます。

山肌から切り出した石を割っているのですが

通常の花崗岩の場合は石肌から約5寸(15㎝)程度の穴をあけて

そこにセリ矢と呼ばれる物を入れて小割りするのですが

この磐梯御影の場合はそのやり方だと石目や硬度の影響なのか

上手く割れないそうです。

その為、ほぼ貫通するほどドリルで穴を掘らなければならないので

非常に苦労されるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この原石はもうB材になってしまうそうです。

見てもらっても解ると思いますが上部の色味が変わっている白い部分と

側面の水が浸みたような跡がクラックらしいです。

どちらかというと庵治石の丁場に似た感じがしました。

同行して頂いた(株)はなつかの社長さんも言ってましたが

「この山は大変だよ」というのが何となく解りました。

製品にするにはこのような部分ははじかれていきます。

数百メートル行った所が吾妻御影の丁場になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

磐梯御影に比べると歩留まり(製品化率)はかなり良いらしいです。

切り出された原石を見ても大きい状態で出せるだけでも磐梯御影との違いを感じます。

(株)八巻石材工業さんでは定期的に磐梯御影と吾妻御影を交互に採掘しているそうです。

現在は磐梯御影の採掘のタイミングでしたので吾妻御影に関しては止まっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにこの下の部分(かなり下までです)が

現在は、採掘が止まっている吾妻御影糠目の丁場です。

非常に肌理の細かい綺麗な石だったのですが

製品として出せるレベルの石がでなくなってしまったそうです。

石は天然資源ですので仕方の無いことなのですが・・・

中央の池のようになっている所は30m近く掘ってあるそうですが

石が悪くなってしまい現在は採掘が止まっています。

 

また、丁場では珍しく山にワイヤーソー(ワイヤーに工業用ダイヤを付けた切削機械)が

配備されていまして山の段階で玉状の原石は切削するそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから福島県国見町にある工場に運ばれていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このようにしてお墓が出来上がって行くわけです。