• たかが石…されど石…

お墓の再施工が完了しました。

今から3年前の秋の豪雨で共同墓地の擁壁が崩壊して

擁壁の修復の為、一時撤去していたお墓の再施工が完了しました。

今から、50年近く前に作られた擁壁だったのですが

当時はお墓も外柵等もなく重さがかかっていなかったのですが

その後、お墓の改修が進み豪雨の影響もあって擁壁が半分崩壊しました。

当然、道路は市役所によって通行止めになりました。

擁壁際です

際にあったお墓はすぐに撤去されました。

今回、再施工した墓所は直接は影響無かったのですが

擁壁を作り直すのに墓所の後方50㎝ぐらいが引っかかるとのことで

一時撤去していたものです。

他の墓所は擁壁完成から半年ほどで再施工したようでしたが

3m以上の擁壁で重機で踏みつけただけの埋め戻しのため

埋め戻しの土が1ヶ月程度で沈下していましたので

ある程度地盤が落ち着くのを待ってということで

約2年近く様子を見ての再施工となりました。

 

解体前の墓所全景です。

奥行きが30尺近くあり後方の10尺部分が撤去した部分です。

この後方の墓所の裏が倒壊した擁壁があります。

擁壁際から約15尺(約5m)ぐらいです。

当社で今から約40年前に施工させて頂いた墓所です。

まずは基礎工事です。

ぐり石、40-0砕石で転圧します。

仮枠、配筋をします。

鉄筋はD13(13㎜径)鉄筋で配筋します。

生コンを打設して、このあと養生します。

お彼岸の間近でしたので彼岸明けから取り付けるので

基礎の硬化を待つ間に既存の部材の下ごしらえを行いました。

当時は、現在のようなコーキング等による施工ではなかったので

まずは、合口等に付いているセメントの除去を行います。

石種は福島県の白沢村で採掘されていた初森系の「稲沢御影」です。

今は閉山してしまっています

同時に水垢等の汚れも落としていきます。

ステンレスアンカー用の口穴なども加工します。

そして水鉢の花立もこの機会ですので

落とし込み仕様に改造します。

基礎硬化後に地墨を出してまずは1段目になる根石を施工していきます。

ステンレス製金具で合口をとめていきます。

2段目になる「ならし」や、石塔の台石になる「芝台」も同様に金具にて補強します。

3段目の羽目の小柱や塔婆立ての柱の下場にステンレスピンをつけて補強します。

石塔は地震ゲルパッド【泰震】にて施工していきます。

無事に施工完了しました。

開眼供養、納骨をお手伝いして引き渡しとなります。