単に施工と言っても
現場に入る前に下ごしらえを行います。
この時に各部材の検品も行います。
基礎との食い付きが良くなるように下場をノミにて荒らします。
ステンレスアンカー用の口穴やかすがい、補強用ピンの下穴などを加工します。
基礎コンクリートの予定高さからコンクリート打設の寸法を計算して、予定の深さまで根切りします。
ぐり石を転圧し、その後砕石をさらに転圧します。
D-13鉄筋(13㎜径)で配筋し、スペーサーを入れて鉄筋を下地の砕石から浮かすことにより
鉄筋の被り厚を確保します。その後、基礎を打設し、十分な養生期間をおきます。
養生期間を経て基礎硬化後に地墨を打ち、石材用接着材や補強金具等を併用しながら施工していきます。
かすがいや、ステンレスアンカーで石の接合部をサビによる汚染が起きないように、ステンレス製金具を取り付け補強していきます。
塔婆立て等は補強のピンを取り付けます。
そしてお骨の入る大事な納骨堂ですが密閉性が高くなりますので
どうしても内部及び骨瓶内部に結露が起きやすくなりますので
それを抑制する為に、基本的にステンレス製換気口を取り付けます。
網が付いていますので虫などが入る心配もありません。
京都大学 防災研究所での振動実験の様子
(川越市 寺院墓地での施工時の様子)