• たかが石・・・されど石・・・

こんにちは。
木村石材の木村 希です。
先日、なるほどって
思ったお話になります。

先週の事ですが、偶然見ていたTVのゲストに
脳科学者の中野信子さんが出ていました。
基本的に脳科学者の方って結構
面白い考え方をする人が多いと
勝手に思っているのですが(失礼ですかね😅)
その番組の中で
人間(ホモ・サピエンス)の脳の形が
他の生物に比べてちょっと違うんです
と言うお話をされていました。

他の生物はどちらかというと
前に向かって細く番組内でも言ってましたが
現在の新幹線700系のような形らしいです。


それに対し我々人類(ホモ・サピエンス)は
前頭葉が丸く昔の0系新幹線のような感じだと。

ではその出っ張った前頭葉の部分は
何をさせる部分かと言うと
コミュニケーションもさせるのですが
無駄な事をさせる」(語弊があるかも)
と言うのです。

例えば食事一つとっても
生きるためだけだったら
料理等せずにそのまま食べればいいし
お皿に綺麗に盛り付けなんかしなくてもいい訳です。

野生の動物は獲物獲ったらすぐ食べますよね。
調味料なんかかけないし(当たり前か!)

人類は生きる為に必要ない事にお金(コスト)を
かけているとの事です。
ここが他の生物と人類(ホモ・サピエンス)の
最大の違いであり
その行為の最たるものがアートであると。

ネアンデルタール人をはじめ
ホモ・サピエンスより前の類人猿は
全て滅びています。

日本のグループの研究で
シリアの砂漠の中の遺跡から
ホモ・サピエンスが生きた時代の地層からだけ
食べられない貝の化石が出てきたそうです。
それはお金として使っていたか
装飾品に使っていたかは解らないが

食べられれる物 と 美しい物 を
交換する価値が分かる人達がそこにいたと言う証拠。
よって「美しい」を知っている
類人猿(ホモ・サピエンス)だけが
現在も生き残っているとの事でした。
この「美しい」を感じ取れることが
人類の最大の進化だと思います。

車だって走ればいいだけのはずなのに
カッコいいデザインや想定以上のスピードが出る物もあります。
 
洋服だって、髪型だってそうですよね。

明日生きる為には必要ではないものに
コスト(お金)をかけてる訳です。

現在の世の中、タイパやら何だかんだと
やたらにコストをかける事を嫌う傾向がありますよね。
確かに時間やお金は無限ではないので
大事にする必要はあると思います。
ただ、時間をかけるのが「悪」と言うのは・・・
最近、歳をとったのかゆっくりとした船旅や
各駅停車で行く鉄道の旅に憧れてしまいます。

お墓もそうではないでしょうか?
確かに承継者の事を考えて
墓じまい→永代供養墓や樹木葬という
流れが多くなってきていますが
亡くなった人を弔う気持ちで
お墓を建てる事は確かに
ある意味無駄なものである訳です。
ただ他の生物のように死んでしまったら
その辺に放置ができないのが人間(人類)な訳ですよね。

そのように考えていくと
そもそも「お墓」もある意味
「アート」だと思う訳です。

霊園とかはともかく
お墓は基本的にはそれぞれ
完全なオーダーメイドですから
それぞれの「家」のアートだと思うんです。

そのお手伝いをさせていただいているという事は
んん??
僕もアーティストって事なんでしょうか?
楽器は演奏しますが・・(笑)

な〜んて勝手な事を考えていた
肌身に染みる寒波の来た
冬の夜の独り言でした。