こんにちは。
木村石材の木村 希です。
世間は3連休と言ってますが・・
3日続けて納骨式のお手伝いとなってますので
普段と変わらない週末です。
さて、連休前の寒い金曜日に
所属しております埼玉県石材業協会の
創立50周年式典がありまして
雨の降る中、さいたま市まで行ってきました。
S46年に設立なので僕がちょうど所沢に引っ越してきた時に
この会が作られたのだと考えるとチョット歴史を改めて感じました。
県知事はじめ、沢山の来賓の方にもお越しいただき
粛々と式典は終わりました。
そして記念講演となりますが
今回はチョット楽しみでありました。
講師は栃木県からお越しいただきました
井上弘法さんというお坊さんです。
そう!日本初のお坊さんバラエティである
「ぶっちゃけ寺」に出演されていた方です。
そして以前ご紹介しました
「いのちのつみ木」の発案者のお一人であります。
詳しくは↓から
いのちのつみ木
この講演の中で「いきぬく」と言う言葉を使われていました。
これはもちろん「生き抜く」と言う意味もありますが
「息を抜く」と言う意味もあるそうです。
人は生きていく中でなかなか「ため息」をつきにくく
どうしても「気」が張っている状態が続きやすいものです。
ただ、人前で「ため息」をつくというのは周囲の人に対して
あまり良いイメージを与えません。
井上弘法さんはそんな時、それに最も適した場所が
3つあると仰いました。
1つ目はお寺や神社。2つ目は仏壇の前
そして3つ目がお墓の前だそうです。
この3つが「パワースポット」であるとも言ってました。
これは俗にいう「運気を上げる」とかではなく
先ほどの「息をぬく」ためのパワーダウンというか
肩の力を抜くという意味だそうです。
確かにお墓参りすると、何処か心が落ち着く気がします。
目には見えないし、話しかけても答えはないのですが・・・。
実際に自分もチョット煮詰まってしまったり
悩んだ時に祖父母のお墓に行くとなんか
確定した答えではないのですが
チョット先の方が明るく見えてくる時があります。
だから、「お墓参り」って命日やお彼岸、お盆でなくても
いいんですよ!と言っていた意味がなんとなくわかりました。
そして「いのちのつみ木」もやっていただきまして
僕の一番好きなお話である部分が
「ありがとう」の反対語は?「あたりまえ」の話です。
この便利になった世の中ですがご飯を食べたり、テレビを見たりと
普通に暮らしていて「あたりまえ」な事は必ず「誰か」や「何か」のおかげという事です。
お米を食べれるのも太陽があって、水があって、土があって
そこに苗を植えて収穫してくれる農家の方がいて
精米して、運んでくれて、お米を炊く炊飯器があって
お米をよそるお茶碗があって、箸があってと・・・
こんな簡単なことだけでもかなりの「あたりまえ」があるということです。
だから一度この「あたりまえ」の眼鏡を外してもう一度
様々な物を見てみると必然的に「ありがとう」となるわけですね。
この話。ホント大好きです。
自分の仕事で使っている「石」もそうです。
まず地球や水、大地、マグマが作ってくれて
それを山から切り出す石工がいて、工場まで運ぶ
加工する、字を彫る、お墓を組む、という工程を考えれば
たかが「お墓」ですがそこまでにホント様々な
「ありがとう」が含まれている訳です。
講演中にちょっとしたクイズがあり
正解しましたらこのような物をいただきました。
井上弘法さんの地元で産出される、大谷石のコースターです。
大谷石は吸水が高いのでコースターには最適ですね!
もう少し長く聞いていたい気分でしたが
久々に予想を上回る講演を聞けてセッティングしてくれた役員の皆様に感謝です。
そしてコロナ蔓延になってしまい3年間もこの式典の為に、
任期を伸ばしてここまで漕ぎ着けた
吉岡会長ご苦労様でした。ありがとうございます。
ただ、井上弘法さんのプロフィール見たら年下だったのは意外でした(汗)