先日の、台風で倒壊した墓誌用に
墓誌下駄を作りました。
台風24号で倒れてしまった墓誌です。
この時は、お客さんの納屋の屋根も全部まくられてしまったそうで
想像以上の強風が吹いていたことが想像できます。
このように墓誌下駄がくっついたまま倒れてしまったので
墓誌下駄から作り直します。
石は茨城県産稲田石です。
以前、行った工事でスペア用に多めに入れておいた材料から作ります。
既存の物と同じ寸法で作りますが
墓誌の入る部分の切り込みが浅かったので
今回は少し深めにしました。
寸法に切断、加工後に
ポリッシャーにて研磨を行います。
この後切り込み部分を落とします。
その後、墓誌下駄から倒れていた事を考慮し
下場にステンレスピンを入れる為の穴を加工します。
これで、現場に取り付けとなります。
あとは交換用の墓誌が入荷次第
字彫りを行います。
石はそれなりに重いモノですが
墓誌のように厚みが無く
風を受ける面積が広いもので
さらに畑の真ん中にある墓地等では
今後、昔はあり得なかった強風や豪雨が
多くなった最近では
このような被害が出る可能性はあり得ると思います。
都市部ではビル風による突風も起こる時代になっています。