• たかが石・・・されど石・・・

こんにちは。
木村石材の木村 希です。
以前に「ん?」と言う事が
あったのをふと思い出したので
今回はそのお話を。
石屋は石の加工時に切削機械を使います。
(すべての石屋にあるわけではないですけどね)
うちの場合は、22インチのオフカットマシンと言う
ものを使います。
22インチは約58センチになります。

昔の石工はこれを手加工で
していたんですから凄いですよね。
下の写真はうちのオフカットの写真です。

ブレードには工業用ダイヤのチップがついています。
水をかけて冷却しながら少しづつ回転している刃を下ろして
石を切っていきます。
当然、このダイヤチップは石を切れば切るほど
減っていきますので、一定量切れば
交換しなければなりません。

木材を切るノコギリのように
目立てをすればまた切れるといったものとは
全然違う事になります。
また木材のように簡単には切れないので
ゆっくりと刃を下ろしていくので
当然、加工時間もかかります。

この22インチのブレードも交換となると
消音のものだと10万円弱する物ですから
決して安い物ではありません。
このブレードの寿命も切る石の硬さによって
減り具合は影響しますので
出費としては結構大きいんですよね。

当然機械なのでこの機械も
200Vの動力で動き
冷却用に水も使いますので
正直なところ結構な費用がかかる訳です。

これを踏まえてここからの話聞いてください。
☎️お電話で問い合わせでした。お名前は言ってくれません。

👨‍💼「ホームセンターで買ってきた御影石を
指定寸法で綺麗に切って欲しい」

と言うお話でした。
大きさ等を聞こうと思ったら

👨‍💼「10枚あるから1枚あたり¥300くらいで切って欲しい」と

😃「は??

👨‍💼「ホームセンターで木材カットそれぐらいだから大丈夫でしょ?」

よくよく聞いたら御影石の飛び石のようで厚みが4寸(12㎝)程度あるようです。

😃「いやぁ〜💦¥300っていうのはどう考えても無理ですね。」

とここから、石を切る為の切削機械の話をお伝えします。

👨‍💼「・・・でもあまり費用かけたくないんだけど。」

😃「それはお客さんの事情ですよね。費用抑えたいなら
そのホームセンターで電動ドライカッター、石材用の刃等を買って
ご自分で切断すればどうですか?怪我だけは気をつけてくださいね
ただ一通り揃えるとなると最低でも1万円以上はかかりますよ」

とお話ししました。
まぁこの厚みですから
ドライカッターの刃の径(約6センチ)では
真っ直ぐに切るのは、かなりの技術が必要ですし
乾式になりますので集塵しないと石粉だらけに
なってしまいますけどね。

石って簡単に加工できると思っている方が
多いようなのですが、それはとんでもなく
大きな間違いです。
数百年経っても形が残っている材質って
石の他にはほぼ無いですからね。
それの加工って考えていただければ・・・
加工をする為にかかる
時間と労力電力刃の消耗等を考えれば
その金額では無理ということは分かって欲しいですよね。
その後は連絡はきませんでしたが。

もう少し石屋の技術や加工等に理解を頂きたいものです。
ハァ〜困ったもんです😅