こんにちは。
木村石材の木村 希です。
今回は両家墓への改造案件です。
今回は3回に分けます。
今までの両家墓改造の場合は
正面の文字深さ分を切削して
再研磨、再字彫りという流れでしたが
その内容については詳しくは↓
お墓の改造
今回は側面の戒名が正面まであるので
切削してしまうと戒名部分が消えてしまいます。
という事で別の方法を取ることにしました。
それは、文字部分を額状に掘り下げて
額取り加工に改造する方法です。
この場合は竿石の外形寸法は一切変わらないので
側面の戒名が消える心配もありません。
では流れを追っていきます。


既存状態では竿石には家名、
水鉢には家紋が彫ってあります。
竿石を外すことになるので
ご住職に閉眼供養(魂抜き)を
執り行っていただきます。
その後、竿石と水鉢を外します。

まずは水鉢の家紋を消すために
研磨機にて磨き下ろしていきます。



段々家紋が削れて消えてきています。

綺麗に消えました。
ここから再研磨に入ります。


段々と光ってきているのがわかるでしょうか?
更に番手を上げて研磨していきます。



再研磨完了です。
竿石の加工は納期的に間に合わなかったので
協力工場へお願いしました。
この後、次彫り作業に移ります。