• たかが石・・・されど石・・・

こんにちは。
木村石材の木村 希です。
お盆の頃から天気悪かったですけど
ここへきてなんかすごい台風がやってきています。
南の方はなんか大変な事になっているようで
ぜひ命を第一に考えて行動してください。
そんな中ですが行ってきました。

場所は東京湾岸エリアにある
独特の形をした建物が有名な
東京ビックサイトです。
家から歩いて駅に着く直前に
急な雨に当たってコンビニで
ビニール傘買ったのに・・・
着いたらこの青空・・・

エンディング産業フェアといういわゆる仏事に関する
見本市であります。
葬祭業界ですので、葬儀屋さん、寺院関連、石屋関連の
業者さん達の展示会というのでしょうか?

以前は「ジャパンストーンフェア」と言って石材業界だけで行っていました。
僕が20〜30代でしたかね。機械メーカーも大きな切断用の機械を展示したり
全国から銘石と呼ばれる石が沢山展示されていて
非常に楽しかったのを覚えています。
全国の石屋さんと知り合ったのもこの頃からですね。
おそらく、現在単独で行われるものでは
香川県で行われる「庵治ストーンフェア」ぐらいだと思います。
その「ジャパンストーンフェア」もどんどん縮小となり
いつからかこのエンディング産業フェアに
組み込まれる形になっていました。

ただ、回を重ねるごとに石材絡みの出展は少なくなり
今回も探す方が大変でした。

ちょっとその中で気になったのが
現在、ちょっとしたブームになっている
「樹木葬」と言われる新しいお墓の形がありますが
これの変化版というのか「古墳墓」という
合祀墓のような物がありました。
ブースの入り口に可愛い手のひらに乗るような
埴輪があって目を引いたのですが・・ん〜
開発業者さんなんでしょうね。
まぁ色々考えますねぇ。

いつもお世話になっているメーカーさんのブースで
懐かしい人に会えたりと以前よりは
滞在時間は長かったのですが(笑)
(以前滞在20分という時がありましたから)

そんな感じで帰りの電車の中で色々もらった
パンフレットを見ていたら

「お墓を石で建てる時代は終わりました」

というフレーズから始まるパンフがありました。
悲しいかなこれって一般ユーザーの方の総意なんでしょうか?

お墓が石である意味が伝わっていない・・
実際にガラスのお墓を出している所もありましたが
コロナを機になんか葬祭業界の舵が
変な方向に向かっているというか
なんなんでしょうかね。
一時的なブームのようなもので
片付けていいのかなぁ お墓って。
そのような意味では非常に複雑な気持ちの1日でした。
唯一ほっこりしたのが
ペット用の陶器で出来た分骨容器が可愛かったなぁ。