こんにちは。
木村石材の木村 希です。
オリンピックもそろそろ終盤に入ってきました。
石塔他の字彫りを行いました。
まずは元々墓地に建っていた墓誌から
戒名の字彫りを行います。
今から30年近く前に施工した分譲区画でしたので
墓誌も少し水垢等の汚れも付いていたので
外してきて、バフ研磨だけ行い綺麗にしました。
ゴムシートを施工して字彫り小屋に搬入して
サンドブラストにて字彫りを行います。
当時はサンドブラストで彫っただけだったので
天額部分だけ細ノミを使って突き仕上げを施します。
右半分が突き仕上げ中です。これだけ色が変わるのです。
出来ることならスプレーなどの色入れをしなくても
仕上げ方法によって石本来の色ではっきりさせることができます。
続いて竿石他の字彫りに移ります。
水鉢、香炉、竿石とゴムシートを施工してゴム切り養生と進めます。
準備ができましたので字彫り小屋に入れて
サンドブラストにて字彫りを行なっていきます。
字彫り後にさらい作業をかけます。
まずは水鉢から。
続いて竿石の正面文字です。
上の写真の「之」はさらい作業後です。
「家」はまだかかっていません。
白系なので分かりにくいかもしれませんが
違いがわかると思います。
やはり大島石はなんというのか
非常に彫りやすい石でした。
やわらかいという事ではなく
なんというのか「粘り」があるというのか
彫ってさらい作業をかけていて
こんなこと言ったらおかしいかもしれませんけど
「楽しい」石でした。