こんにちは。
木村石材の木村 希です。
今回は、昨年末にご依頼頂きました
両家墓への改造工事となります。
お墓の承継の問題は以前に比べ
やはり多くなってきています。
どうしても承継者がいなければ
最悪、お墓の撤去処分
いわゆる「墓じまい」になってしまいます。
(正直、この墓じまいって言葉嫌いなんですが・・)
承継者がいらっしゃる場合でも、現在の「〇〇家之墓」の場合、
名字が違うなどそのままというわけにもいきません。
その場合いくつかの方法があります。
①新たに建て替える ②既存のお墓を改造する etcです。
今回は②の改造のパターンとなります。
まずはお墓の正面の〇〇家の部分を
文字深さギリギリで切削します。
石種はアフリカ産の黒系のFGです。
次にこの切削した面を
再研磨します。
このように数回、研磨盤を交換しながら
研磨していきます。
次に切削した事により形の変わってしまった
天端を再加工します。
次に水鉢の家紋となります。
こちらは彫の深さが浅いので
研磨で下ろしていきます。
これが家紋の消えた状態です。
ここから再研磨していきます。
次に花立を落とし込み型に
穴掘り加工をします。
これで準備が整いました。
次回は字彫り作業となります。