こんにちは。
木村石材の木村 希です。
先週末、お墓の引き渡しが完了致しました。
連休中に字彫り等を進めていた現場です。
下ごしらえ、字彫りが完了していますので
現場施行の方に移ります。
まずは基礎工事です。
まずは基礎の厚みを計算して根切りを行います。
レベルを見ながら深すぎず、浅すぎずしっかりと土を取っていきます。
根切り後、ぐり石と砕石を入れて
ランマーにて入念に転圧をかけます。
次に仮枠と配筋を行います。
コンクリートの被り厚を確保する為、
ちゃんとスペーサーブロックを入れて
鉄筋を浮かします。
当然、鉄筋はD-13の異形鉄筋を使用します。
そして生コンを打設します。
今回は厚みがあったので生コンバイブレーターを使います。
これは打設時にどうしても生コンの間に空気が入り
隙間が出来てしまうので、それを防ぐ為でもあります。
ただ、あまり必要以上にかけ過ぎると
骨材とセメント成分が分離してしまうのでほどほどにします。
表面の水分が引けたのを確認して
水抜き用の塩ビ管を抜いて、表面を金ゴテで均していきます。
そして算木をかけて
毛布とブルーシートにて養生をします。
急激な乾燥によるクラック防止と強度不足を防ぐ為です。
基礎を打設した翌日が非常に暑くなったので
基礎表面に水をまいて注水をしました。
6日間養生後、地墨を出して
外柵の施工にかかります。
石と石の接合部にはステンレス製の補強金具を取り付けます。
塔婆立て柱下場にはステンレスピンを取り付けて施工します。
納骨堂の内部は換気口を取り付けてありますので
結露を防止して、骨瓶内に水が溜まるのを防止します。
そして石塔の施工に移ります。
施工には地震ゲルパッド【泰震】を使用します。
墓誌、水鉢等の付属品を設置して施工完了となります。
今回は白味の強い茨城県産稲田石の外柵で石張り仕様にして
石塔がインド産M1-Hだったので非常にコントラストも良く
綺麗なお墓に仕上がりました。
週末はちょっと小雨の中でしたが無事に開眼供養も終え
引き渡しが出来ました。
お施主様も非常に喜んで頂きまして
造った自分としても嬉しかったです。