こんにちは。
木村石材の木村 希です。
先日入荷した物の下ごしらえ及び字彫りを行いました。
まずは外柵部分の下ごしらえからです。
まずは下場を荒らして基礎との食い付きが良くなるようにします。
塔婆立て柱の下場に補強用のピンを入れる穴を加工します。
補強用金具を止めるアンカーの口穴を開けます。
石塔の台石になる芝台は2枚合わせなので
開いてしまわないようにかすがい用の穴とみち切りをします。
かすがいを仮入れして確認します。
次に石塔の竿石他の字彫り作業です。
ゴム切りをして行きます。
準備の終わった物から字彫り小屋に入れて
サンドブラストにて字彫りを行います。
上の写真は墓誌の天額のさらいをかけている途中です。
これで完了です。
竿石の正面文字内もさらいをかけます。
解りにくいですが文字の底は結構凸凹があります。
これをさらいをかけて凸凹を無くしていきます。
ニューマーと呼ばれる空圧式震動ノミを使います。
終わりましたが写真ではあまり良く解りませんね(笑)
そしてゴムを剥がして字彫り完了です。