こんにちは。
木村石材の木村 希です。
石塔他の字彫りを行いました。
石種はこの所、人気のある南アフリカ産のインパラブルーです。
今回は位牌型の洋型墓石です。
正面はここ最近ご要望の多い2段彫りとなりますので
まずは文字周囲の部分から彫って、その後文字中央部分を軽く彫ります。
ゴム切りが完了してから周囲を養生して字彫り小屋に搬入します。
石塔の字彫り後に香炉と水鉢を彫ります。
このインパラブルーもサンドブラストで字彫りした状態だと
石の性質上、底面が凸凹になってしまいます。
よって水鉢の家紋は細ノミによるつつき仕上げにてさらい作業を施します。
左半分がさらいをかけた状態です。
これだけ石の表情が変わります。
全面完了しました。
非常に手間がかかりますが、この一手間で見た目が全然変わってきますので
時間がかかっても手を抜きたくない部分でもあります。
これは1級技能士の検定試験でも課題になっているものです。
せっかく覚えた技術ですので普段の仕事に使える部分は
使わない事はないと思っています
これで下ごしらえ、字彫りも終わりましたので
先日、仮枠を外しておいた現場への施工へと移ります。