こんにちは。
木村石材の木村 希です。
お彼岸もあけましたが
今回は緊急の案件で墓誌の磨き直し及び再字彫りを行いました。
今週末に納骨予定の方なのですが
ご住職のご親戚の方で
お彼岸前に急遽、戒名の格上げがありまして
墓誌に彫ってある戒名を消して再研磨し直して
既存の仏様と字彫りを行っていなかった方の分と追加分含めて
3霊分の字彫りとなりました。
ご住職からも「無理か?」と言われましたが
「何とかします」とお答えしました。
お参りの方も多いのでお彼岸のお中日が過ぎるのを待って
まずは既存の墓誌を撤去します。
そして作業場の研磨機にて現在の文字等を削り下ろします。
彫ってある部分は綺麗に消えました。
その後、再研磨を行います。
文字を下ろすまでは#80でしたのでこの段階で平面度を確認しながら
ここから#200、#400、#800、#1000、#2000、#3000、バフと段々と番手を上げていきます。
建立年数が建っていたので元の状態より綺麗になってしまいました。
そして字彫りの準備を行います。
ゴム切りの終わった墓誌を字彫り小屋に搬入してサンドブラストにて字彫りを行います。
いくら急ぎとはいえ手は抜きたくなかったので
天額部分はつつき仕上げにてさらいをかけます。
そして、無事に本日墓地に再施工することが出来ました。
加工機械や字彫りを自社で行わない場合は
一度、産地等の加工屋さんに運んで再研磨し
下請けの字彫り専門業者に字彫りをしてもらう形になります。
場合によっては3日以上かかる場合もあると思います。
今回、この作業は2日半で完了しています。
当社は、切削、研磨、穴掘り、字彫りと自社加工できますので
ここが強みであると思っています。
ご住職も安心しておられました。
後は、週末の納骨式の時の天気だけが心配ですが・・・