新元号「令和」初となる墓所工事が完了しました。
昨日、開眼供養を執り行って頂き、完成引き渡しとなりました。
事前に出しておいた墨出し位置に合わせ、仮置きしながら施工していきます。
まずは外柵部分の1段目となる根石から、現場に搬入し施工していきます。
段々と形になっていきます。
中央部分が納骨堂になる部分です。
これは納骨堂用の換気口です。(内側)
納骨堂内部から外柵の外側まで貫通しています。
穴のままでは虫などの侵入も考えられますので
ここにステンレス製の網付きの換気口を取り付けます。
どうしてもコンクリートや御影石の納骨堂は
密閉性が高くなる分、内部の空気が結露を起こしやすくなります。
当然、納骨堂内で結露が発生すると言うことは
お骨の骨瓶内部にも結露が起きるわけです。
これが数十年のスパンになれば結構な量の水が溜まることになります。
これを少しでも減少させる為、納骨堂内の空気を循環させるように
換気口を取り付けています。
こちらは外になる外柵部分です。
こちらは雨水の進入も考えられるので
羽のルーバー付きになっています。
塔婆立て柱の下部分です。
下ごしらえであけておいた穴に
ステンレスピンを取り付け補強しています。
このようにして外柵の2段目となる「羽目」や石塔の台石になる「芝台」を施工していきます。
石塔の施工は地震ゲルパッドの【泰震】にて行います。
そして、化粧砂利を入れる前に
「舗装砂」という硬化するけど浸水性は保つというものを施工します。
これにより砂利の沈下防止及び雑草防止になります。
先日、さらい作業をかけた水鉢です。
家紋が良く引き立っています。
墓誌はインド産黒の新YKDです。
石塔は茨城県産 真壁石小目です。
無事に開眼供養も終わり引き渡し完了となりました。