こんにちは。木村 希です。
先日、入荷しましたM1-H(黒手)の下ごしらえをしました。
これは石塔の一番下台になる「芝台」です。
今回は四つ合わせ型になります。
4つの石で台を構成するので
それぞれの石が動かないようにまずは固定用の
アンカーを打ち込む穴を開けます。
次に接地面になる下場をノミにて荒らします。
これによりモルタルとの食い付きが良くなりますので
しっかりと固定できます。
最近は、仕入れ先でこの荒し作業までやらせて
納品させる業者が多いそうですが
必ず自分でやるようにしています。
以前、技能士会長から言われたのですが
「自分でノミを入れて手に来る反動や音などで
石の硬さや粘り等を肌で感じろ!」と。
確かにこのインド材であるM1-Hは硬い感じがします。
ノミを入れると「キン!キン!」と鉄を叩くような
非常に甲高い金属音がします。
やはり自分で施工する石ですから
「肌で感じる」というのは非常に大事だと思います。