本日、神社の秋季大祭が行われました。
これに合わせて拝殿が新築されたのですが
その新築記念の記念碑が完成しました。
石種は新潟県産 千草石です
まずは設置場所にあった小さな記念碑を移動して
根切りを始めます。
その後、ぐり石、砕石にて転圧を行います。
D-13鉄筋(13㎜径)で配筋をします。
被りを確保する為にスペーサーで鉄筋を浮かします。
強度21スランプ18の生コンを0.5立米打設します。
基礎硬化後に芯墨を出して台座下場に付ける
ステンレスピンを入れる為のだぼ穴を開けます。
台座を設置します。
諸事情があり昨日予定されていた除幕式に間に合わせる為に
ギリギリなってしまいましたが
一昨日の土砂降りの雨の中、記念碑本体を施工しました。
左側は高さで4.5尺、厚みが4.5寸 右側は高さ4尺で厚みが4寸あります。
背面はこんな感じです。
なんとか色々手を尽くして目地まで完了しまして
本日の大祭を迎えることが出来ました。
自分は同時刻で開眼供養の立ち会いがあったので
大祭には出席できず、うちの父親に行ってもらいましたが
千草石の持つ独特の石肌と
研磨された面のコントラストもよく
総代さんはじめ宮司さん他、皆さんに喜んで頂けました。
今回、お話しを頂いた時に神社の拝殿の新築記念ということなので
見積もりの段階からあえて外国産輸入材は使わずに
国産材をお薦めしました。
神事なので、ここはやはり我が国の銘石をと思った部分があるからです。
業者によっては「もう日本では石は採れませんから!」とか言う方もいらっしゃると聞いています。
そんなことはありません!
まだまだ、日本国内で一生懸命に山の過酷な条件下の中で
石を採っている「石工」達がいるのです。
石を採る「石工」、石を加工する「石工」、文字を彫る「石工」、そして施工する「石工」がいるのです。
お墓等を検討されている皆様方へお願いしたいのですが
価格だけではない、このそれぞれの「石工」の思いが詰まった
国産材をもう一度ご検討頂けると非常に嬉しい限りです。
追加奉納があったそうなので
後日に背面に寄進者の方のお名前を追加彫刻に行くことになります。
雨に濡れてしまっているので
千草石本来の色合いがはっきりしていませんので
その時には、新築された拝殿含めて綺麗な写真をお目にかけられると思います。