神社の拝殿新築記念碑のための原石を下見に行ってきました。
石種は前回のお寺様の無縫塔と同じく新潟県産の千草石です。
本来であれば採掘元である新潟県に行くのが筋なのですが
加工してもらう為、場所は茨城県桜川市です。
道が混むのが嫌いなので朝5時に出て
自販機でコーヒーを買った場所ですから
ちょうど朝の7時半くらいの筑波山です。
ここは元々、上の写真の筑波山麓から採掘される「真壁石」と呼ばれる
東日本では非常にメジャーな白系花崗岩が採れますし
少し北東に行った益子焼で有名な笠間市では「稲田石」「羽黒糠目」等
が採掘される地域で
関東では最大の石材産地であります。
そのため古くから原石、加工、卸、関連業者が多く
現在では外国からの輸入商社等も多い場所であります。
子供の頃から親の運転するトラックに乗って来ていましたので
非常に馴染みのある場所であります。
この千草石ですが、玉石状で採掘されます。
独特の卵の殻を剥いたような石肌であることは
何となく知ってはいたのですが
実際に見てみるとホント不思議な物であります。
触ってみるとやはり安山岩のためか
花崗岩とは全く感触というか肌触り(?)が違います。
写真だと大きさが解りにくいですが
長い方で3尺5寸以上(約1m以上)あります。
ぱっと見は恐竜の卵のようにも見えませんか?
この石肌を活かした記念碑等も多いらしいです。
これは新潟の採石している山の方が送ってくれたものです。
僕が実際に見た物よりも一回り大きい原石になります。
そしてこの石肌を利用した自然石型の洋型墓石がこちらです。
天然の形、石肌を活かしたお墓になりますので
人と違った物がお好みだという方には
二つと同じ型が存在しないこのようなお墓も
お薦めですかね?