こんにちは。管理人の木村 希です。
石材業は免許や資格がなくても営むことが出来ます。
他の業種から比べると不思議に思われることも多いのですが・・・
そんな石材業の中で唯一の国家資格になるのがこの技能検定です。
石材科の場合、「石材加工」「石張り」「石積み」の3種があります。
現在は「石張り」「石積み」が前期、「石材加工」が後期となっています。
この「石材加工」は規定時間(軟石は3時間40分、硬石は6時間が標準時間で延長は20分)以内に
指定された寸法、加工方法を用いて作るというものです。基本的に全て手作業となります。
埼玉県では福島県産の中硬石である白河石が使用されます。
この後期技能検定トライアル(模擬試験 講習会)が先日
所属する埼玉県石材業協会技能士会主催で行われました。
有資格者が指導にあたりながら、試験と同じタイムスケジュールで行われます。
実技試験と学科試験がありますので実技が出来なければ当然、合格はありえません。
僕も今から20年以上前にトライアルを受け受験しました。
この手加工技術ってあまり使う事が無くなってきているのも事実です。
近年の石材業界は自社加工はほぼなくなり、施工すらしない業者がほとんどになってきています。
そのような業者の人ほど
「そんな資格持ってたって、手加工なんかしないから必要ない!」って言います。
この言葉をどう取るかはご依頼頂くお客様の判断になると思うのですが。
ちなみに我が町、所沢には石屋は30軒近くありますが
この技能士資格持っているのは3人しかいません。
お墓を作る時の石屋選びをする時の判断基準の一つとしてはいかがでしょうか?