• たかが石…されど石…

こんにちは。

木村石材の木村 希です。

墓誌の磨き下ろしを行いました。

2年前に建立した神奈川県産 本小松の墓誌でしたが

原稿確認の際に戒名の文字間違えがあったようで

今回、この墓誌を磨き下ろして再字彫りを行う事になりました。

墓所が狭く、墓誌を外すのに破損の可能性がありましたので

墓誌台ごと外して作業場にて墓誌を外すことにします。

外した墓誌を研磨台にセットします。

 

磨き下ろしを行うと、厚みが薄くなっていくわけですので

周囲の角面を予め多めに取り直して面の破損を防ぎます。

(赤く塗ってある部分です)

ここから文字が消えるまで磨き下ろし(削り落とし)を行います。

 

これが途中経過です。

 

うっすらまだ文字が残っています。

さらにここから磨き下ろしていきます。

全体的に平面に削り落とさないと凸凹になってしまいますので

途中途中で機械を止め、平面度を確認しながら慎重に進めます。

特に、安山岩である本小松は普通の花崗岩(白御影)や斑糲岩(黒御影)と違って

石の硬度にムラがあるので、えぐれてしまう事があるので

さらにいつも以上に慎重さが求められます。

なんとか文字が消えました。

ここから磨き直しを始めます。

#200、400、800、1000、2000、3000、仕上げバフと行程を重ね磨き直しが完了しました。

番手が上がるにつれて段々と光が出てきます。

破損を防ぐ為に面取りしておいた部分をエアポリッシャーで磨きます。

これで磨き直しが完了しました。

これから再字彫りを行います。

 

研磨作業は水を使いますので

正直、冬場はかなりキツイものがあります。

ただ、久々の安山岩の磨きでしたので

ちょっとワクワクしながら仕事していましたので心は熱かったですけど・・・(笑)